空気のつくり方 レビュー

これまで製菓、自動車、金融、IT、ゲーム業界に
携われた池田純さんが横浜DeNAベイスターズ初代社長に
就任し、黒字経営に転じた内容が、本書”空気の作り方”と
いう本です。


YouTubeで観たい場合はココをクリック。

池田さん就任時の2011年、ベイスターズは24億円という赤字
でしたが2015年は3億円に縮小し、2016年はとうとう黒字
に転換しました。

ベイスターズは5年連続最下位争いでも
横浜スタジアムは連日満員だそうです。

池田さんがまず取り組んだことは
球場と球団の” 一体経営 ”を実現すべく
横浜スタジアムを2016年に買収、実現します。

この一体経営の必然性は

ファンサービスのため、
黒字経営のため、
チーム強化のため、という理由からでした。

順番としては、まず経営を健全化、財政基盤をしっかり
させ、そのあとにチームに投資し、経営とチームの好循環
を生むことを考えていたようです。

ファンサービスでは
ベイスターズ・オリジナル・ビール関連グッズ拡売。
ベイスターズ新デザイン・ユニフォームの拡売。
女性向けイベントの開催。

ベイスターズファンを増やす要因となる
プレミアム・チケット化によって入手困難な状況。
ベイスターズファンクラブが増加、スタジアムが青一色。

ベイスターズは地元に根付いているという
意思表示から横浜市に新しい空気を作っています。

池田さんが就任してから一連の流れとして
売り上げが上がる 。→
士気が上がる。→
挑戦に立ち向かえる空気が生まれる。
このように会社内の空気が変わっていったようです。

池田さんは、時代が変わり、顧客も進化していくから
商品もコミュニケーションも、ビジネスも絶えず進化
させ続けなくてはならない、と言っていますが、これは
共感します。

第5章のコミュニケーションの作り方で
広告のキャッチコピーの話がありますが

読ませるのは×、
見て直感的に理解できるのが○と
言われてますが、

これについては私達は読んでもらうことを重視
していますので池田さんの意見と違うところかなと
思いました。

でもマーケティングのノウハウなど
興味深い内容が書かれていますので
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。



キャッチコピーについて仙人さんから学ぶにはコチラ。
https://www.naturalsuccess.jp/XJrCopywriterSchool/enter/#Iigiiw


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